古いアパートでのトラブル

築30年ぐらいの賃貸マンションに住んでいたときの話ですが、トイレの止水栓とタンクを繋ぐ給水管のボルトのところから最初はポタポタと水滴が漏れ出したことから始まりました。どうしてこのトイレ水漏れで大阪からはここにどうしたんだろうと思い触れた途端にいきなり水がプシャーっと出てきました。突然のことでビックリした私は、止水栓の存在は知っていたのですが、止水栓の閉め方を知らなかったのでパニックになり、慌てて火災保険のサービスについていた、家のトラブルに24時間対応してくれる所に電話をしました。右手で電話しながら、左手で水を止め、今の状況を説明したところ、オペレーターの方に「管理会社には電話しましたか?」と聞かれ、していない事を伝えると、形式上の話をされ、管理会社に先に電話してからまた掛け直して欲しいと言われました。その時はまだ20代で、初めての一人暮らしだったこともあり、そういうものなのかと素直に管理会社に電話したのですが、その日が土曜日だったということもあり何度かけても誰も電話に出ませんでした。どうしようか迷い、マンションを借りた時の不動産屋に電話しましたが、管理会社に電話するしかないとの一点張りで、話にならず、一瞬止まってしまいましたが、もう一度24時間対応してくれる所に電話し、その旨を伝えました。私の慌て具合と必死さに押され、やっとオペレーターの方が上に聞いてみますとしばらく保留にされ、保留音を聞きながら落ち着きを取り戻そうと自分に言い聞かせ、次に出てくれた方が対応してくれたのですが、どんな状況でいつからそうなったのか、いつ気がついたのか、トイレのメーカーはどこなのかとマニュアル通りに聞かれ、先程説明した事を今度はパソコンに入力しながら順番に聞かれたので、まだ若かった私は、そんなことに答えられる状況じゃないことを伝え、今も水が吹き出しているんだと怒りをぶつけてしまいました。慌てたオペレーターの方が、上の人に聞いて見ますとまた保留にされ、その後15分程で駆けつけてくれました。駆けつけてくれた人は一人で、水がプシャーっと出ている中、水が顔にかかりながらも止水栓を閉めてくれました。さっきまでが嘘だったかのように水が止まり、その後、マイナスドライバーで時計回りに回すと止水栓が閉まり、水が止まることを説明してくれました。マイナスドライバーを近くに置いておくのが良いとアドバイスまで頂き、閉め方を知っていたらオペレーターの方に怒りをぶつけることもなかったのにと、反省しました。原因はボルトのゴム部分が長年使うことで劣化し、緩んだことで水が漏れたとのことでした。電話でトイレのメーカーを伝えていなかったので、給水管の長さはちょっと合わないが、ボルトの部分は同じ部品に取り替えてもらいました。ついでに流す時の水圧が強い気がしたので、点検もしてもらいました。本当に親切丁寧に対応して頂きました。その場でお金を払い、無事終了。